新潟市主催 まち歩き観光ガイド養成講座第3回が8月27日(土)に開催されました。
本日は2講義の開催です。
まず、「砂の町・新潟の楽しみ方」と題して
路地連新潟代表 野内隆裕様から講義をしていただきました。
野内様は、知る人ぞ知る「まち歩きの達人」で、「ブラタモリ」に出演し案内されました。
新潟は、まち歩きガイドをしやすい環境で、波が砂を積み上げた砂丘の町とのこと。
また、その砂丘は角田から村上まで海岸沿いに70kmにおよび、内陸は10km、まさに「新潟砂丘」である。
そして、その砂丘列も「○○山」という名前が連なり、名前が土地を表し興味深い。
新潟の砂丘列
阿賀野川河口は信濃川に注いでいたものが、掘割の決壊で今のように直接海に流れるようになった。
「沼垂」も4回の変遷により今の場所に落ち着いた。
沼垂の変遷
また、野内様曰く、「自分の町を楽しんでいるその姿を発信」すると⇒「共感してくれる人がいる」⇒まち歩きの輪が広がる
1 小路で発信
2 まち歩きで発信
3 日和山で発信
野内様のイラスト(イラストというより、まるで設計図のように緻密に描かれた町並み)
を基に作成されたパンフレット(グッドデザイン賞受賞)
軽快な話術に引き込まれながら聞き入ってしまいました。
休憩をはさんで次の講義は、
古町花街の会事務局長・旧齋藤家別邸学芸員の久保有朋様から「花街を中心とした新潟市の歴史的建造物」と題して
講義をしていただきました。
肩書きを見て年配の人かな?と思ったら何と1991年生まれの31歳。
これだけ若くても全国の花街を調査・研究し、博士(学術)取得。研究活動の傍ら、古町花街の景観保全や伝統文化継承支援に取り組んでおられるとのこと。
和装がとてもよくお似合いでした。
「花街」とは、芸妓による踊り、音曲などを料亭などのお座敷で味わえる街の一画。かってはほとんどの日本の都市にあったが、時代の変化で多くが消滅した。古町花街は京都・金沢の花街とともに戦前の伝統的な景観を今につたえる貴重な場所として注目されている。
また、「ふるまち新潟をどり」が9月23日(祝)りゅーとぴあ劇場で開催されるそうです。
市内に重要文化財が5件あるとのことですが、どこかわかりますか?
(R.S)