新潟シティガイド 関 克人
旅市、知っていますか。
JR東日本が企画した夏の旅39コースです。
そのうちのひとつが
コースです。
JRのパンフには近代都市のベールの下には江戸期の湊の町割りが隠れていた。
との見出
しがあります。
はたしてどうでしょうか。
まずはこのコースを一緒に歩いてみましょう。
スタート地点の朱鷺メッセから萬代橋を渡って中心街までは、
さわやかな水辺空間と近
代都市を体験できる開放感いっぱいのまち歩きです。
賑やかなアーケードを通り抜けると、
タイムスリップしたかのように昔の風情が残る路
地に入り込んでいきます。
いわゆる、古町花街といわれるところ。
北前船の寄港地でもあった江戸期からの面影が
今に伝えられています。
狭い路地の老舗料亭街を歩いて、
運がよければ新潟の文化を象徴する古町芸妓に会える
かも知れません。
日本舞踊市山流の家元からは、芸妓が稽古に励む三味線の音が流れてきます。
西堀通りを渡ると古町花街とお別れです。
渡る前に三業会館前で昔のようすを描いたパ
ネルを見てみましょう。
堀と柳と花街の賑わいが見事に描かれています。
古町花街を出て、由緒あるイタリア軒を過ぎると、
ひっそりとしたお屋敷街に入ります。
ここには、昔の豪農や豪商のお屋敷が残されています。
新潟で一番古くからの料亭もあ
り、往時の繁栄ぶりを知ることができます。
お屋敷街にちなんだ名前がつけられた白壁通り、地獄極楽小路を歩いて、
公園を抜ける
と旅市のゴールです。
お疲れ様でした。
近代的な水辺空間の新潟、江戸期からの面影を残した古町花街、
明治から昭和にかけて
の繁栄を象徴するお屋敷街と、
三つのエリアを歩いてみました。
新潟らしさを満喫できる、なんとも贅沢な旅でした。
この企画は旅市ガイド付です。
お客さんはもちろん、ガイドも一緒に楽しんでいただき
ましょう。
募集期間は9月30日までです。
旅市でたくさんのお客さんが新潟の楽しさを満喫し、
新潟の魅力を伝え広げていくこと
を願っております。
※新潟シティガイドでは、JRに協力し旅市のガイドをしています。