ガイドは一期一会

2011.11.09 Wednesday

   新潟シティガイド 田村裕子

 先日久留米市の方をご案内しました。
大抵は複数の方のガイドなのですが、たまに一人の時もあります。
どちらのパターンも楽しいのですが、この度はもとても楽しい経験をしました。
 ご案内するまでの経過ですが、お客様が新潟シティガイド事務局に申し込みます。そしてエリアチーフから私たちに出動の連絡が入ります。
 その後はお客様と直接待ち合わせの時間や場所などをメールや電話で打ち合わせます。 
  今回は電話を利用しました。
  彼女はタッチケアの指導者講習会のために新潟へ来ました。タッチケアというのは、赤ちゃんと触れ合い、暖かいコミュニケーションをとることだそうです。
 研修を受け、翌日の飛行機が18:00発なので、あらかじめネットで新潟シティガイドのことを調べ、申し込まれたとのことです。
 私は久留米にいる彼女に打ち合わせの電話をしました。
  この時から私のまち歩きはスタートしています。電話のむこうの方はどんな方だろう。楽しく過ごしていただくにはどうしようか。「どうぞ友達に会うつもりでお越しください。」と色々なことを決めた後に言いました。
 
  当日は駅前で会い、軽く自己紹介をかわしました。「みなとぴあ」へは循環バスを利用しました。
 私は共通の話題を考えました。福岡に萬代橋と兄弟橋があることをニイガタ検定で学んだので、それを思い出しました。そして名島橋のことを聞いてみました。彼女は見たことはないけど、帰ってから是非行ってみたいと言ってくれ、一気にお互い親しみが湧いた気がしました。
 
  下町を案内したのですが、とても興味深そうに説明を聞いてくれました。小森豆腐店で豆乳ソフトを食べながら一休みしました。
  その時彼女が家族の話をしてくれました。両親が鹿児島出身とのことでした。私はまたまた繋がりを発見しました。
  新潟はお城がないのに県庁所在地になっています。かって薩摩藩が新潟浜沖で抜け荷(密輸)をしたことが発端になり新潟は幕府直轄領となって歴史が流れたことを話じました。
 ここまでくると、すっかり意気投合です。花街に入るころには、お昼を一緒に食べることになり、「丸伊」さんにお邪魔しました。
  食事も終わり別れが迫ったとき、思いがけず彼女から博多織の素敵な小銭入れをいただきました。彼女も電話で話した時から私と同じようにまち歩きがスタートしていたので、声のイメージから色を選んでくれたとのことでした。
 ガイドは「一期一会」ですが、お互い心が通じあった、とても楽しいガイドでした。

新潟まち歩きの「魅力」comments(0)|by 新潟シティガイド
 

サイト内検索
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< November 2011 >>
      

管理者用ログイン

新しい記事 コメント
アーカイブ
カテゴリ リンク モバイル
qrcode
    

ページの先頭へ