まち歩きを通し若い人たちを知る

2012.02.25 Saturday

   2月19日(日)午前、NEXT21からの「予約のいらないまち歩き」で20代の男女3人のガイドをする機会がありました。
  この日の新潟市内の積雪は60センチメートルを超えていました。こんな日にまち歩きをする人は居ないと思いながらも、準備だけはしていました。   待機場所の椅子に掛けて間もない9時半過ぎ、20代後半とお見受けする2人組の男性と、20歳前後の女性一人の3人からガイド依頼を受け、まち歩きガイドをすることになりました。
   所定の手続きを終え予定の10時出発です。それにしても、どうしてこんな日にまち歩きをするのか気になり、それとなく聞いてみました。
  男性2人は群馬県出身の友人同士で一人は新潟で働いており、あとの一人がその友人を訪ねてきていたのです。帰る前、新潟市内を案内することになったのですが、ネットで当会の「予約のいらないまち歩き」を見つけて申し込んだことがわかりました。また、女性の方は仙台の人で、この日の夕方から朱鷺メッセでの
東方神起のコンサートを聞くために来港したことがわかりました。
コースは
NEXT21 ⇒古町花街 ⇒西大畑お屋敷町 ⇒ドッペり坂 ⇒NEXT21です。
   古町花街へと足をすすめると、意外にも関心が高く、あれこれ質問が飛び交いびっくりしました。雪に埋もれた「街なか歴史案内板」を手袋でかき分けながら説明しましたが、堀と柳、芸妓、料亭と話は尽きません。
イタリア小路の
「花嫁人形の碑」前では「金襴緞子の帯びしめながら…」と歌って見ましたが、全く聞いたことがないということでした。旧新潟刑務所跡と行形亭(料亭)の間の小路、の「地獄極楽小路」の看板を見た瞬間「わかった〜」とその意味を理解したようです。
  新潟大神宮の坂道で親子3人組が、そり遊びをしているのを見て、さっそく仲間入りをいて滑っていました。
  坂口安吾、会津八一などの文人にはほとんど関心がないようです。でも「風の館」へ案内し、安吾遺品の展示室で、年表を見ていた一人が、安吾が亡くなった場所が桐生市であったとの記載を見て自分たちの住んでいたところだとわかりびっくりしていました。
  新潟カトリック教会では、女性が盛んにスマホのシャッターを押していましたので、1枚撮ってあげました。
  雪深い悪路の中でのまち歩きでしたが、終着地点に着くころにはそれなりに打ち解けた雰囲気になっていることに気づきました。
  若い人たちのガイドをして気づいたことですが、まち歩きの中にも自分たちの遊びを発見し、それをすぐに実行して楽しむことが出来るということでした。

                                                                by新潟シティガイド(ケイボウ)

新潟まち歩きレポートcomments(0)|by 新潟シティガイド
 

サイト内検索
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829   
<< February 2012 >>
      

管理者用ログイン

新しい記事 コメント
アーカイブ
カテゴリ リンク モバイル
qrcode
    

ページの先頭へ