10月19日(土)に行われた特別企画のまち歩き「新潟の妖怪伝説と妖怪講演会」に参加しました。参加人数は、募集15名に対して当日参加の人も含めて21名。13時30分まち歩き開始です。ガイドは2人。天気も良くこれからどんな妖怪に出会えるかと期待をしてホテルイタリア軒を出発しました。
まずは江戸時代末期の洒落本に描かれた西堀通りは、お茶屋と寺が堀をはさんで並んでいたという風景の軽妙な語りによる紹介です。
蒲原浄光寺 「極楽を見てきた警察官の墓」という説明がありました。
往生院 石で造った亀が夜な夜な動き回り和尚さんに 水をくれ 酒をくれ とせがんで和尚さんを困らせ、そこで亀の上にお墓を作ったら動かなくなったという言い伝えのある石亀です。
助賈(すけご)地蔵院 天保6年建立の飢餓餓死者の供養塔及び明治15年のコレラ犠牲者の供養塔
助賈(すけご)地蔵院 遭難した漁師与一、小市兄弟のお地蔵様 あの世から凶事を知らせてくれたとの伝説があります
入舩(いりふね)地蔵尊 酒屋さんが佐渡通いをしていた時に、佐渡で一人の小僧さんが「新潟へ行きたい」というので乗せてきたが新潟につくと小僧さんが見えない。座っていた所にお地蔵さまがおられた等の伝説があります。
大円寺 明治の初めに即身仏になられた観海上人のお話がありました。
ゴールのクロスパルで一緒にまち歩きをされた 妖怪研究所の高橋郁丸 (ふみまる)先生の講演
イラストを示しながら新潟のいろいろな妖怪の紹介がありました。最後に新潟生まれで全国的に有名な鬼の酒呑童子のお話があり、これは陰謀が渦を巻いている京の都で時の権力者に敵対し敗れて極悪非道の鬼にされたのではないかとのお話に非常に興味を覚え、先生の語る不思議な世界にいつの間にか入り込んでいました。